想い出に浸った茅ヶ崎で、日本酒利き酒
今日の『らんまん』には泣かされました。
あのドラマには結構泣かされます。
天真爛漫な天才に、なんとも言えない気持ちを
抱く要潤教授、表情が良いです(^^)。
(実家の玄関前の花。可愛いらしいです)
昨日は茅ヶ崎へ。
以前ブロガーさんが書いてらした、
熊澤酒造さんへ行って来ました。
実家からそう遠くない所です。
JR茅ヶ崎駅で下車。
しばしサザンの曲を聴き浸りました。
そして相模線に乗り換えて2つ目の香川で下車。
香川は無人駅でのどか。
サザンの功績がなければ、茅ヶ崎は普通の
田舎に近い長閑な地だったのでは‥と思います。
駅から徒歩7分。
熊澤酒造さんの工場部分が見えて来ました。
70台停められるという駐車場が、ほぼ満杯。
私のように大汗をかいて歩いて来る人は、
どうやら少数派のよう。
緑が濃い細い道を入って行くと、
広場が表れました。
左手の人が集まっている所では、
新鮮な野菜が売られていました。
万願寺唐辛子を購入。
以前京都で食べて以来、大好きです。
予約の時間より早く着いてしまったので、
辺りを探索。
オシャレな小物屋さんや、
パン屋さんという、女性が好きそうな店が
揃っていました。
パン屋さんではクリームパンと胡桃パンを
購入。美味しそうです。
予約をした和食の『天青』さん。
古民家風の素敵な内装でした。
母を誘ったのですが、暑い中出掛けると
疲れるから、とのことで1人で来ました。
お目当ての日本酒利き酒。
手前から風露、吟望、千峰、雨過。
どれも、ここで作られた日本酒。
手前は1合700円の特別本醸造ですが、精度が
上がった1番奥の純米大吟醸の雨過は、
1合が1650円という高級なお酒でした。
どのお酒が、1番口に合うかな‥と比べたところ
純米吟醸の千峰が好きでした。
高級なお酒はスッキリとして、飲みやすかった
んですけどね、少々もの足りず。
(下に大葉ソースをかけたカンパチとサラダ。
茶色のソースは醤油麹)
この前菜には絶対日本酒!
と湘南ビールは我慢しました。
(サザエ、真ん中が鰻、茶碗蒸し)
1人で飲んで食べていると、又昔のことを
思い出しました。
茅ヶ崎のマチコさん。
大学3年の時に大学主催の1か月のスペイン留学
で出会いました。
小学校教師で40代独身のマチコさん、夏休みは
時間があるから新しいことをしてみたい、
と参加したそう。
社交的でオシャレなマチコさんとは、スペイン
から戻った後も交際が続き、皆で茅ヶ崎に
集まったものでした。
(茄子の挟み揚げ、旬魚の味噌漬け)
そして25歳の時、もう一度このスペイン短期留学
に行くことができました。
希望部署に移動になる前に、会社が1か月の休み
を許可してくれたのです。
(豚肉の麹蒸し煮←ホロホロに柔らかくて美味)
大学生の他に、社会人として参加していたのは
マチコさん、ルミコさんと私。
3人で出かけることがしばしばありました。
15歳年上の医師のご主人が亡くなられて、
傷心の旅として参加した58歳のルミコさん。
2回目の旅で、20歳そこそこの学生達と
スペイン人教授のリカルドの関心を引く
ことで張り合っていたマチコさんを見て、
『子供っぽいなあ』
と、少し幻滅してしまいました。
私の憧れはルミコさんに。
‥というのは、傷心旅行でルミコさんは恋を
拾ったから。
私達が、夕方よく行っていた48歳、
ヤモメのバルのご主人、アンヘル(Angel)と
恋人同士になったのです。
私もルミコさんみたいに、大人になって
から第2の恋を出来たら‥と思いましたよ。
今、ルミコさんの歳になり、その気配は
ありませんが‥(^^;)。
(店の片隅にあった黒電話。懐かしい〜!)
さて、当時スペインから日本に戻って来て、
旅で一緒だった4歳年下の学生のカナヤ君から、
「天然なみかんさんが好きです。
付き合ってください。」
と言われました。
天然て‥(^^;)。
色黒で濃い顔立ちのカナヤ君は、黒人歌手
プリンスに似ていました。
遠方に付き合っている人がいるから‥
と断った1か月後にフラれました。
いつまでフラフラ旅行しているんだ、と。
プリンスの申し出を断らなきゃ良かったな。
‥てなことを思い出していました。
長々と付き合って下さり
ありがとうございました。
折角茅ヶ崎まで来たから、と食後は
寄り道をして帰りました。
続きます。