心臓が止まるかと思った‥
今日も仕事が終わると一目散に帰宅した。
「モモ〜!」
いつもなら、ワタシの車の音を聞きつけて
ドアの向こうからママ〜、と吠える。
シーン‥
モモ〜、モモ〜!
と庭、家の中を見たがどこにもいない。
裏庭から外に出るドアも開いていない。
オットが来た形跡もない‥
外に出てもいない‥
心臓が止まりそうになった。
小さいので運転席から見えず、
交通事故が一番怖い‥
こうなったら、あの方に頼るしかない。
3年前のモモの脱走の時も助けてくれた
3軒隣りの、虹の橋を渡ったココの
ママとパパ、ロリとデイブ。
ピンポーン、とベルを鳴らしたら、
中から犬の声。
ロリがドアを開けると、中には
ニコニコしたモモが尻尾を振って立っていた。
もう、泣きそうになった。
良かった‥
ロリによると、モモは塀の下を掘ったらしい。
ワタシの家まで来て示してくれた。
裏庭から外に出る塀の下を掘って、
穴を通って外に出たようだ。
穴の前に、朝に着せたベストが
泥まみれになって落ちていた。
上から見るとわかりにくいが、
こんな感じだったと思う。
モモは赤ちゃんの時から、赤ちゃん用の
サークルをよじ登ったり、ゲートの下を
くぐったり、逃げ出す天才だった。
小さい犬は、油断ならない。
大きな石をいくつも並べて穴を埋め、
梯子を置いて穴に行けないようにした。
モモを怒ることはできないので、
公園に行き、楽しく過ごした。
帰宅途中に見た虹。
虹を見ると良いことが起こりそうな‥
と帰宅したら、なんと軍曹(オット)の車が停まっていた。
デイブがオットに連絡したらしい。
モモが『かすがい』になり戻って来た。
激怒して出て行った手前、バツが悪く
戻って来られなかったようだ。
自分は酷いことをした‥と軍曹は謝って来た。
また、娘たちにも酷いことを言った、
自分は悪い父親だ、とも言っていた。
あの怒り方は、一種の障害(disability)だと思う。
モモをひとりにできないので、
また元のサヤに収まることにした。
実はアメリカでワタシは何もできない。
一応1人で生きていく分は稼げているが、
例えば税の申告、家の修理、車のことなど、
任せっきりだった。
軍曹には世話になったので、非難はできなかった。
頼り過ぎず、1人で生きて行く能力を身につけよう。
ずっと買い物に行けなかったので、
冷凍ピザ、庭のケールとピーマンの炒め物、
庭の水菜サラダ。
庭の野菜があって助かった‥
今回のことは教訓にする。
軍曹が空に行く頃ワタシは70代。
70代で何も出来ないことに気づくより、
60歳で気づけたことをヨシ‥
と前向きに考えることにする。