銀座で亡き友を偲ぶ、そして気分は奈良
朝食は前日にカルヴァで買ったパン。
美味しくて『グルテンフリー』にはなれない。
小鉢はモズク。
トマトジュース、豆乳コーヒー、チーズ、
オクラ、ナスの煮物が朝食。
この日は小雨が降る中、友人に会いに銀座へ。
新橋から歩いて行ったのだが、方向音痴の私は
どの方向へ行って良いか分からず、
15分もオタオタしてしまった。
なんとか辿り着いたのは『銀座丸』。
銀座が庭の友人お気に入りの店。
Ginza Sixの裏手にある。
オシャレな小料理屋さん。
あら、日本酒があるじゃない。
と見たら品名のないお勧めが、一杯1200円。
ちょっと高級かもしれない。
頼んだのは銀だらの西京焼き定食。
一見地味だが丁寧な仕事がしてあり、
とても美味しい。
「ちょっと聞いてよ。ここに来る前にね‥」
と話し始めた友人。
電車内の席で中国人に挟まれ、彼女を真ん中にし
ずっと大声で話し続けたらしいのだ。
「席を代わりましょうか。」
と聞いても通じない。
ムッとした彼女は、
「シッ💢」
と言い人差し指を口の前に当てたら、
黙ったらしい。
「言葉の通じない外人には『シッ』が効くよ。」
そこでワタシも前日に体験した、うるさい子供を
黙らせたお兄さんの話をした。
そこからは、騒がしい人達を、
どうやって黙らせるか?
大会(?)になってしまった笑
お店が混み出したので、GinzaSix内の
スタバに場所を変えた。
オブジェは、岡本太郎氏の作品かと思ったら、彼の創作遺伝子を受け継いだヤノべケンジ氏の、
Big Cat Bang
オモシロイ作品だわぁ。
ワタシは苺のフラペチーノ、
彼女はコーヒーと桃のタルト。
彼女とは今年の2月に60歳で亡くなった友人の、
共通の友だちだ。
「彼女の娘さんから連絡あった?」
で亡くなった彼女の話が始まった。
娘さんとメールでやり取りしていた時は、
『母の形見のジュエリーを渡したいから、
また連絡をする』
とのことだったが、それっきり。
母を亡くした傷心のお嬢さんには、
連絡をしにくい。
25年近く友人関係が続いたが、
彼女はハチャメチャな人だった。
アンタが言うなよ‥と思われる方もいると思うが
彼女の行動は理解出来なかった。
旦那さんから離婚したいと言われ、専業主婦
だった彼女は離婚長者になった。
当時17、20、22歳だった子供達を置いて、
自分の母親と妹夫婦とメキシコに移住した。
なぜ子供を置いてメキシコに行くの?
"I need to take a break from my kids."
"Mexico is cheap."
皆の家、運転手、15歳年下の恋人にまで
家を買い与え、事業に投資したお金も、
『パートナー』に盗られたように見える。
銀行口座の受け取り人は、書き換えるのを忘れ、普段から全く連絡を取らない弟のものになったらしい。
メキシコ市から辺鄙な自宅に帰るヘリが
墜落して亡くなった。
スペイン語を話せないのに、なんで
辺鄙な所に家を買うのよ?
もう、何と言って良いのか‥
「人柄は良かったけれど、
行動は理解出来なかったね‥」
と友人と故人を偲んだ。
🌻𓂃 𓈒𓏸𑁍.
銀座から新橋駅に向かう途中に、奈良県の
アンテナショップがあった。
もしかして『春鹿』があるかな‥
と寄ったら、小さいサイズがあるではないか!
このお酒は美味しいのよね。
春鹿、三輪そうめん、柿の葉寿司、良い香りの
お線香を買って帰った。
茄子、ピーマン、豚肉の一品とモヤシの酢の物を
作り、柿の葉寿司と共に頂いた。
奈良に行ったことを思い出しながら、
ちょっと奈良気分。
現地に行かなくても、何でも手に入る東京は
すごい。